出番を創出する【承】


皆さま、こんばんは!



本日は先日の続編です。


といってもピンと
来ない方もおられるでしょう。


今回は居場所はあるけど
出番が無いと
やっぱりダメダメだよね。


じゃー出番をどう創るの?


という事になります(笑)


今回も長くなりそうなので
お許しください🙇🏻‍♂️



居場所創りは
簡単に言ってしまうと
場所があれば言い訳です。


なので、ある程度は
誰にでも出来ること。


けれども、
出番(役割)の創出は
かなりハードルが高い。


と思っているのは
私だけで他の方々は
簡単に出番も創り出して
しまうのかもしれません。


本当に出番は
難しいと思うのです。


そもそも出番
ここは役割としておきます。


役割とは何か?


作業療法理論の一つである
人間作業モデルで説明すると…

【家族】


【家庭維持者】


【勤労者】


【ボランティア】


【趣味人】


【組織への参加者】


以上のものが
役割として挙げられます。


在宅におられる
高齢者および障がい者の方々は
特に独居の場合
家庭維持者としての役割は
持っていると思います。


また、ご家族と同居している方は
家族としての役割もあるでしょう。


家という環境の場合は
役割が誰にでもあるように思います。


ですが、
高齢者および障がい者で
家族と同居している方の場合
その役割さえも果たすことが
出来ない方が多いように感じます。


特に高齢者の方々は
家庭での役割を
喪失している状態の方が
非常に多いと感じています。


だから、
デイサービスに行って欲しいと
考えるご家族が多いというのも
悲しい現実です。



本来であれば
家庭での役割が少しでも
あれば大きな問題には
ならないでしょう。


しかし、
現代社会においては
それがどうも難しい…


先程示した
役割の中で

ボランティア
勤労者
趣味人
組織への参加者

これらの役割を
創出していく
必要があるんじゃないか
と考えております。


しかし、
これがなかなか難しい(笑)


私が事業を始める前にも
偉大ないる先輩から
教示いただいた
プランがありました。


それは「葉っぱビジネス」を
参考にした「惣菜ビジネス」です。


そもそも
葉っぱビジネスはなんぞや?


と思う方もおられるでしょう。

☝️☝️☝️

リンクを貼っておくので

気になる方は,覗いてみてください.




先輩はこの葉っぱビジネスを
参考にして惣菜ビジネスを
考えてくれました。


このビジネスは
高齢者の各家庭のおかずを
子育て世代に届ける
というものでした。


子育て世代は
仕事や育児で忙しい。


だから、
食事の準備の手間を
少しだけ省きたい。


だからと言って
スーパーやコンビニ惣菜を
買うのは、金銭的にも
栄養的にもどうなんだろう?


という先輩が経験した
ことから着想を得て
このビジネスモデルを
構築してくれました。


女性高齢者の方々は
自分家のおかずをついでに
子育て世代に提供する。


男性高齢者は
そのおかずを
子育て世代にお届けする。


うちの役目は
高齢者のおかずと
子育て世代が欲しいおかずを
マッチングさせることでした。


このビジネスモデルが良いとことは
本来支えられる側の高齢者が
子育て世代を支えることにあります。


高齢者は支えられるもの


というバカげた固定観念を
見事にぶち壊しています(笑)


design by Y.K


このような素晴らしい
モデルを創っていただいたのに
実現出来ていない私は
無能でしょう…


おそらく、
多くの人に届けようと
始めから考えてしまうから
いけないのでしょう。


もっと簡単に
高齢者一人
子育て世代一組


ここからでもいいから
始めればいいことに
これを書いていて
気付きました!(笑)



本当は当カフェも
親戚の障がいをもつヤツに
お願いしたいと
ずっと考えていました。


けれども、
そいつはずっと家に籠っています。


自宅での役割はあるのです。


けれども、
外の世界に役割が
まだ無いのです。


任せられるものならば
いつでも任せたい。


けれど
無理に引っ張り出すことも出来ないので
もう少し時間をかけます。


であるならば、
もう1人引っ張り出したい人がいる。


その人も開業してから
ずっとお願いしていますが
色々と理由を付けて
断られております。


ですが、
また引き摺り出そうと思います。


こちらは
高齢者で元看護師。


誰かのためにできることは
腐るほどある!


まずはここからですなぁ。



惣菜ビジネスという
素晴らしいモデルは
後々実現出来れば
いいなと思います。


今はまず小さな1歩

そして、
小さな成功体験を
その人に経験してもらうこと。


そして、
その人に
支えられる人を
探すこと。


どんな形で
この方に役割を
持ってもらうかは
分かりません。


その人が経験してきたことで
誰かを支えることが出来れば
何でもいいと思います。



それから役割と
いってきましたが
役割を得ることで
何らかの報酬も得ることができます。


それは金銭等の外発的動機付け.


ただ、私が大切だと思うのは

内発的動機付けです。



これは誰かの役に立っている等の
主観的なものではあります。


外発的動機付けよりも

内発的動機付けを得る方が

その仕事に対して
長続きするというような
研究結果も出ています。



役割を得ることで
経験することが増加し
そして、内外的な報酬を得る。


なんて理想的なことでしょう!



このようにいくということは
殆どないと思われますが
こうなるよう
1人で良いから
より良い経験をして
いただこうと思います。




本当はこの役割創りは
デイサービスやケアマネさんが
真剣に取り組んでほしいところです。


デイサービスの中には
就労支援的なことをしている
事業所さんもあるようです。


そんな事業所が
当たり前の世の中に
なって欲しいものです。


ケアマネさんも
フォーマルなサービスの
プランニングだけではなく
よりインフォーマルな
サービスプランニングに
積極的に取り組んでほしいと思います。


まっ私もケアマネの
資格だけは持っているのですが
ケアマネとしてではなく
一作業療法士として
地域包括ケアシステム構築に
取り組んでいきます。


誰に言われる訳でもなく
ただ一人勝手に取り組んで参ります。


誰かの為ではなく
自分自身のために
取り組んでいきます!


自分の役割として
誰かの役割を創出していきます。


誰もが年齢や障害に関係なく
より良い経験ができるように
していきます。


…たぶん(笑)


そして,

カフェの店主としての役割は

誰かに譲る日が来ることを

願い続けます・・・




本日も長々と失礼しましたm(*_ _)m


最後まで読んで下さり
ありがとうございました🙏


LIFE reDESIGN

誰もが「死ぬ瞬間」までより良い経験(作業)ができるよう地域の方々と協働・協創します!

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