皆さま,こんばんは!
本日は3年前に書いた記事を
ほんの少しだけ編集して投稿します🙇♂️
今現在,
この川モデルを
読み返しているのですが
何となく日本のクライエントに
合っているのかなぁ〜
と思い返しているところです.
そして,
このモデルがイマイチ
日本で拡がらない
のはなぜなんだろう?
と考えております.
このモデル結構オモシロイ!
と思うのですがね…
それでは,
川モデルについてどうぞ!!
「川モデル」
メジャーなモデルは
していただければと…
論文はあまり無いと思います.
マイケル・イワマOTRが
作業療法のプロセスモデルは
この川モデルが
日本では,個人主義的な部分もありますが,
OTIPM
というモデルがあり
面接部分で
モデル的に言うならば,
それも地方の方は
珍しくないかと思います.
さらに,
人間作業モデルや
カナダモデルといった
欧米のモデルを批判しています.
それは,
文化的なことが異なるから,
そのモデルをそのまま日本で
使うことは如何なものか?
という真っ当な批判を展開しています.
この哲学的な部分や文化的なことが
このモデルを使用するためには
重要なことであるため
川モデルは
生まれてから今現在,
そして未来と
その川の流れ(人生)
を書いていきます.
そうそうこの川モデル,
川の流れをクライエント,
セラピスト共に
書くことが推奨されていると思います.
上の図のように,
川の流れを人生に
沿って書いていきます.
そして,
今現在の流れを
川の断面図にして書いていきます.
水=人生の流れ
というように,
比喩的な表現を用いて,
障害となっているものは何なのか?
それらをブレイクスルーできる因子は何か?
作業療法が介入できる’すきま’があるのか?
といったところを図示していきます.
お分かりの方もいるかとは思いますが,
川モデルもナラティブアプローチを用いて,
今現在の課題を
クライエントとセラピストが
炙り出していき,
協働していく流れ
というのは欧米のモデルと
同じだということです.
何が他のモデルと違うのか?
というならば,
課題を直接的に
クライエントに
聞き出さないこと
ですかね…
これには,
異なる意見も
あるかと思いますが,
私が川モデルを
興味深いと思うところは
欧米のモデルを批判して,
日本文化を詳細に捉えて
分析しているところ.
にあります.
農耕民族であった日本人.
そこには,
個を大事にするよりも
全体的な部分を大事にしていた.
誰かが目立つことを嫌い,
相互依存的にみんなで一緒に
やろうじゃないか!的な
文化が日本人の奥底には残っている.
そういう分析をしているところに
興味を持ちました.
そして,
日本独自のモデルがないことを
嘆かれているところにも共感を持ちました.
私自身,
個人主義的なところもあると思いますが,
奥底には集産主義的な部分が根強くあって,
相互依存を大事にしたい
基本的には集産主義が嫌いですが,
日本人は集産主義に
回帰していくものだなぁと
このモデルを勉強していくと思う訳です.
全く川モデルの学習には
ご興味のある方は,
書籍を購入して
よーく勉強することを
お勧めいたします.
作業療法士ではない方にとっては
全く面白くない記事だと思います.
作業療法士であっても
興味のない方にとっては
何?と思われることでしょう.
しかし,
作業療法士の方々は
理論があっての
アプローチになるかと思いますので
何かしら自分の骨となる理論を
必ず持っていてくれたらと思います.
たかが理論
されど理論です.
本日も最後までお付き合いくださり
ありがとうございましたm(_ _)m
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