介助方法。


皆さま、こんばんは!



今日は作業療法士である私が

何故か介助方法について

少しだけ書かせていただきます。




介助方法と聞いて思い浮かべるのは


歩行介助


排泄介助


食事介助 etc…


これぐらいが

思い浮かべられますかね?



私これでも元介護職員だったのです。



もうウン10年も前のことですがね。



その当時にどんな介助を

していたかなんてこと

全く覚えてません。



けれど、自分で言うのも何ですが

なかなかキビキビ介助していた

ような気がします(笑)




この〇〇介助ですが

介助と一言で言うと

簡単に聞こえますが

なかなか難しい訳です。



手を直接添えるだけが

介助なわけではありません。



「見守る」

という介助もあるわけです。



「声掛け」だって立派な介助です。




この一つひとつを

解説していくと恐ろしい程の長文になり

図説しないと理解できないので

詳細なことは他のサイトで

勉強いただければと思いますm(_ _)m



私が皆さんにお伝えできることは

介助方法は無数にあるし

その介助する方によっても

無数にあるということを

まずお伝えします。



そして、

その介助方法に正解は一つもない

ということもお伝えしたいです。



その人にとっては

非常に良い介助方法でも

他の人にとっては

最悪な介助方法

ということもあり得ます。




まず、

私はこれができている

介護士さんをあまり

見たことがない・・・



別に上から目線で

言っているわけではないですよ。



大体、同じような介助方法で

介助を必要とする方々に

対応している訳です。



この人にとっては

良い声掛けかもしれませんが

違う方にとっては

ただ単にうるさいだけの

声掛けになることもあります。



声の大きい小さいはどうですか?


話すスピードは適切か?
早過ぎないか遅過ぎにないか?


話し掛ける位置は
後ろからじゃないか
真正面から?横から?


声掛けだけではダメな場合は
身体を誘導しながら介助してますか?

と声掛けっていうだけで
様々な方法がある訳です。



これが前記した
歩行や排泄等々で
ある場合はどうでしょうか?


もっともっと
注意点が多くなる訳です。


また、歩行や排泄介助等は
全介助ですれば良いという訳でもなく
いわゆる残存機能を活かした介助方法も
考えながら介助をしなければいけないのです。


ここまでは出来るけど
ここは難しいし時間を要すから介助する。

といったように介助する方の
心身機能を把握しながら
様々な介助をする。


このように書くと
そんなこと出来る訳がないと
現役の介護士さんから
指摘を受けそうですが
介護のプロと名乗るのであれば
これは最低限出来なければ
プロとは言えないのですよ。


ただ単に大変そうだから
介助するってことは素人にも出来る。


ただ介護のプロと称している方々は
最低限今迄書いてきたことぐらいは
当たり前のように出来なければ
プロと名乗るのは止めていただきたい。


それぐらい介助方法って
頭と身体を使うのです。


移乗動作の介助方法が
難しいから教えてほしいと
介護士の方から依頼があることが
稀にあります。

まぁ私昔から移乗の介助方法は
なぜだか得意な方なので
介護士さんに教えることがあります。


この移乗動作は慣れもありますし
それこそ介助者の体型や
介助される側の体型に
左右されるものです。


方法だって1つだけではなく
様々な方法が存在しています。

そして、
レクチャーをしていて
言われることは
『力がないから無理です』と
言われることがありますが
移乗動作は力が必要な場合もありますが
それよりも大切なことは
声掛けとその介助される方に
介助者が合わせることだと
私は考えています。


正直な話、
移乗動作については
声掛けで50%程度は
スムースに出来るか
どうかが決まると思います。


介助される側が分かりやすように
声掛けすることで、
その動作が引き出されると思います。


これが全く動けない
全介助の方でもです。


声掛けをするかしないかでは
大きくその介助量が変化します。



そう介助方法は
声掛けで大体の動作が
決まってしまいます。


と言っても全く声掛けをしないで
見守る場合もありますし
声掛けは一切せずに
身体の誘導だけを用いて
介助することもありますが…(笑)


ただ大概の介助場面では
動作を引き出す声掛けが
必要だと思います。


介護場面での介助方法は
難しいと思うこともあるでしょう。


ですが
あまり難しく考え過ぎず
自分だったらこうしてほしいなと
考えながら介助することで
どうにかなることもあります。


基本的に自分がされて
嫌だと思うことは
他者であっても同じことです。


されて嫌なことを
他者にしなければ
概ね介助方法に
間違いはありません。


それ程単純なことでも
ないことは事実ですが
基本に立ち返り
どうすればお互いにとって
良い動作になるかを考えながら
日々介助介護していただきたいものです。


ちなみに私はもう介助方法の伝達や
講義はしないと思います。


まっそんな依頼もないと
思いますけど(笑)


専門職への講義や
勉強会はしないですが
介護するご家族には
積極的にアプローチしていきます。


まっこちらも
ニーズはないと
思いますけど( ̄▽ ̄;)



今日はこの辺りで
終わりにさせていただきます。



本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました🙏



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